サブスクリプションとは?

 
今回のCGTalkでもっとも閲覧の多かった話題は、3DsMaxのユーザーに届いたサブスクリプションに関するメールに端を発したものだった。
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Autodeskからのメールの内容は、ユーザーがサブスクリプションを中断して再開したため以前のバージョンの3DsMaxは使用してはならぬというもので、それに驚いたユーザーの投稿であった。
ユーザーがメールの内容を一部誤解していたようなところもあるけれど、問題はメールの内容があまりにも威圧的であり、今後継続してサブスクリプションしなければいけないというような強制的な文面が紹介されたため、それに対し多くの閲覧者がつぎからつぎへと書き込んだ結果となった。
もとより自分が金を支払って購入したソフトであるから、それを使用してはならぬという権利が製造会社側にあるのかというのが一般人の普通の思いであろう。しかしAutodeskはそうではないと言っているのである。
このスレッドは今も続いているが、結局最新のバージョンはユーザーが使えるということがわかったので大きな問題はないけれど、このスレッドを読んでいてサブスクリプションというものがどういうものか何となく本来の意味がわかったような気がした。
(折りしもちょうどMAXONからサブスクの案内が来ていたこともあったが)昔は(といっても2-3年前)たいていのソフトは新たなバージョンアップがあると古いものに上書きされて古いものは自動的に消滅していた。しかし、いつからか新バージョンは別のフォルダに入り古いものはそのまま使用できるといったふうになっている。そしてサブスクが出てきた。
このフォーラムを通しておぼろげながらわかったことは、今やあるソフトをユーザーが購入しても個人の所有物であるというものではないとうことである。つまりソフトを所有してそれを使用してもよいという許可をもらえるといった性格のものであるということだ。
そしてサブスクリプションによってある一定期間ソフトを使用してもよいという許可をもらったという風に考えるのであろう。だからサブスクリプションを中断してしまえば最後に手に入れたバージョン以外は使用できないという風に解釈するのである。
MAXONのC4Dについてもバージョンアップした後は、古いものは90日以内に削除する必要があるということをどこかで知ったことがあるが、実際私自身古いバージョンは(ほとんど使用することはないが)別のフォルダでそのまま残っている。いけないことかもしれないけど少なくともMAXONとはまだサブスクリプション契約をしていない。
一連のスレッドの中で3DsMaxに愛想をつかし他のソフトに乗り換えるといったユーザーも何人かいたようだ。その中には実際にMAXONの対応は良かったしソフトも気に入ったからC4Dに乗り換えたというユーザーもいた(スレッド#98以降)
少なくともMAXONはAutodeskのようなユーザーを馬鹿にしたような対応はしないことを望む。

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