今月のオーディオ雑誌「Stereo」3月号に、「話題の新製品の試聴ーコントロールアンプ部門」の記事があり、そこで紹介してあったのはゴールドムンド社の製品の下位器で「MIMESIS27.5」であった。しかしその上位器である「MIMESIS24ME」の値段は何と、6090万円!!
いくら何でもあまりの法外な価格に仰天した。
さっそくネットで調べてみたら、これはどうも609万円の誤植であるようだ。
それにしても、たったコントロールアンプ、つまりプレアンプであるが一台でこれだけの値段は高い。車で言えば高級車一台分だ。
しかもコントロールアンプだけであるから、これだけでは音は聴けずさらにパワーアンプと音楽再生機そしてスピーカーが必要だ。
車ならハンドルやギアに相当する部分であり、エンジンや車輪は含まれていない。
オーディオがブームであった1970から80年代に比べて、最近はオーディオ業界も下火で、それに伴い逆にハイエンドのオーディオ製品は高騰している。
この6090万円は明らかにミスプリントではあろうが、ひょっとすると意識的な駄洒落か座興ではないかと考えてみる。
「どうせお前たちには買えないだろうけど、こんな製品もあるんだよ」という一般人蔑視なのかと。