理想的な3Dテレビ

 
ネットの記事で見たが、今年になって売り出しが始まった3Dテレビではあるが、その売れ行きは思ったほど良くないということである。3D映画のソフトもまだ少なく、3Dテレビが割高であることに加え、めがねをかけてまで見たくないというのが多くの理由だそうだ。私などのように日ごろめがねをかけている者にはさらに二つ目のめがねをかけなければならないのは確かに苦痛だ。めがねの要らない3Dテレビというのも開発されているとのことだが、きっと値段もさらに跳ね上がることだろう。
 以前、奥さんと映画「アバター」を見に行ったが、めまいと乗り物酔いのような症状が出て困ったということをブログに書いたことがある。その後奥さんが見たいというので「アリスインワンダーランド」を、こりもせずまた3D映画版を二人で見に出かけた。しかしアリスの方は不思議と二人とも症状は出なかったのだ。なんでも注文をつけることには卓越しているうちの奥さんでも平気だった。いったい二つの映画の差はどこが違うのだろうと不思議ではあった。
 あとで自分なりにちょっと調べてみたのだが、二つの映画の3D処理の仕方が実は異なっているということがわかった。アバターでは二つのカメラをトウイン(Toe-in、つまり写したい対象に二つのカメラアングルをつま先を向けるように内股に)させているのに対し、アリスではカメラを平行(パラレル)にしているということである。さらにアバターでは二つのカメラの間隔が成人男子の目の間隔の平均値である6.5センチほどであるのに、アリスでは5.5センチほどであるとのことだ。どちらかといえばアバターは成人を対象としえいるのに対し、アリスでは子供や女性を対象にしようと考えたのだろうか。
私なりの考えで間違っているかもしれないが、トウイン法では見たい対象を視聴者に強制させるのに対しパラレルはそれが少し緩やかであるかもしれない。また6.5センチの間隔よりも5.5センチのほうが映画全体の視野が広く感じられ、ゴースト画像が少なくなるのではないかと考えるのである。
Cinema 4Dではそうしたカメラの設定は問題なくできるし、3Dステレオ画像をやアニメーションを作るのも、交差法でもアナグリフでも簡単に作成できる。総合3Dソフトであればどれも、それくらいは可能だそうである。問題は画像をどのように3Dテレビなり3D映画にするかであり、そのところは製造会社間でも差があるようで、我々にとってはわからないところだ。ということは3Dテレビはまだ開発段階であるといえる。
 そもそも家で見るテレビはくつろいで見るのがいいし、私なんかは寝っころがって見るのが好きだから、3Dテレビを自分の頭と同じように横に傾けなくても良いような3Dテレビできるまで当分必要ないだろうというのが結論だ。

今日は秋分の日なのに

今日は秋分の日だった。私は今朝8時ごろ東海環状高速道路を車で走っていた時だった。
岐阜県から愛知県の県境のトンネルに入る頃から急に雨が降り出した。
そしてトンネルを抜けたとき、あたりはまるで別世界かと思えるくらいの天候となっていた。
突然の激しい雨と稲妻の襲来に見舞われたのだ。
それにトンネルを出たのかどうかわからないくらいの辺りの暗さ、いやむしろ照明があるトンネルの中のほうが明るかったくらいだった。
前を走っていた車もいっせいに減速しはじめた。
私も時速60から80キロぐらいに落とし、ハンドルを抱くような格好で、激しく動くワイパーの先を、おそらく瞬きもする余裕もないくらい緊張して運転をしなければならなかった。
時折辺りを閃光が襲う。間を入れずの雷鳴。大粒の雨が車体に激しくぶつかる音を耳にしながら、感覚がまったく麻痺してしまうのではないかと思うほどであった。
そのうち路肩のスペースに停車してしまう車もいたが、さすがにそれはかえって危険だと察したのでなんとか前の車との車間距離を保ちながら、必死で運転を続けた。
するとそのうち車の天井がパンパンと音を立て始めた。
最初は大粒の雨が車に落ちて当たる音だと思った。
しかしだんだんそれが一層大きな音になり、時にはバリバリバリとまるで車が機関銃で撃たれているかと勘違いするくらいの音になっていた。
これは雨ではない、もちろん車にカミナが落ちたわけでもないはずだ。もしそうなら車も焦げてしまうはずだからそうではない。なんだこれは…。
すると車の前の高速道路の路面に飛び跳ねる小さいモノが見えた。雨にしては大きいし、なんだか角張っている。
そう、それは雹(ひょう)だったのだ。
たしか子供の頃一度雹を経験したことはある。しかし車に乗っていて雹に見舞われるのははじめてだ。
きっと私の車はべこべこになってしまったにちがいない、そんな心配までしてしまった。
しかしもう少し行けば次のトンネルがあるはずだ。トンネルに入れば救われる。
やがてトンネルに入ると、一変してそこは平穏な別世界だった。
そもそも特に長いトンネルの運転はあまり好きではないのだが、そのときだけはトンネルの存在がありがたく感じられた。
 
トンネルを抜けると雨こそ降ってはいたが、カミナリと雹はなくなっていた。
私はいくらか疲れてしまったので高速道路のパーキングで少しの間休むことにした。
西のほうの空はやや明るかったが、私がむかう名古屋の町の上にはまだ黒い雲が覆っていた。
そしてその雲の下には薄黒い筋が垂れ下がっていた。それは雨が激しく降っている証拠だった。
そして時々稲妻が光るのも見られた。雷鳴もやや遅れて聞こえてきた。
 
祭日だというのに悪夢のような経験だった。それはきっと2,3分のそれほど長くない時間だったにちがいない。
しかし、そのときは2、3十分の長い時間に感じられた。
家に帰ると夕方のニいュースでは、日本のあちこちで雨や風、カミナリの被害が報道されていた。
しかし、雹のニュースはなかった。
庭から夜空を見上げたら、一日遅れの仲秋の名月が輝いていた。
 
(写真は名古屋の町の上を覆う黒い雲とその下に見える雨のすじ)

C4Dビデオチュートリアル#40

Cinema4DR12のデモ版を使ってダイナミクスで遊んでみる、というような感じでだれでも無料でやれるようなビデオを作りました。
いつものチュートリアルとはちょっと違いますけど、もしR12のStudio版にアップグレードあるいは購入を考えている方は参考にしてみてください。
 

Cinema 4D R12 のダイナミクスのテスト

今度のC4D R12 ではダイナミクスが充実しているので、デモ版だけれども簡単なアニメーションを作ってみた。
そこでラグドールとかボーリングのピンの動きなどがダイナミクステストの定番みたいなものだから、ソフトとリジドボディのダイナミクスを試してみた。
 
ムービーサイト 1 と 2   

C4D ビデオチュートリアル #39

久しぶりのビデオチュートリアルですが、今回はR12のStudioデモ版を使ってやってみました。
R11.5の時に追加されたCinema4Dチュートリアルの中からブーリアンによる鉛筆のモデリングをそのままビデオにしたものです。
R12でやることで慣れにもなるし、バグなど見つからないかというようなつもりもあってやってみたものです。
初心者の方は参考にしてください。
 
 

MAXON Cinema4D R12 発表

MAXON Cinema4D がR12を発表してわずか一日しかたっていないのに、CGTalkやC4DCafeの書き込みには今回のバージョンアップに歓迎しない声が圧倒的に多いことに驚かされる。
その理由のほとんどは不釣合いなほどの価格上昇だとする意見が多い。そのため今回のアップグレードを見送る者や、中には見限って他のソフトに乗り換えると言い切る者も少なくない。
 
MAXONは乗り換えキャンペーンやこの夏のサマーキャンペーンで、おそらくC4Dユーザーを増やすことができたであろう。しかしこの調子ではR12になったことで増えるどころか減少するかもしれない危惧すらある。実際、私のようにこの夏XLからStudioバンドルにグレードアップした者にとっては、値上げ率はそれほど高くないと感じるのだが、そうでないものにとっては二倍以上のアップグレードによるコスト増となる。
 
では今回の新バージョンの内容はどのような特徴かというと、ダイナミクスやデフォーマがかなり機能を充実させたようで興味が出る内容だが、
期待していたBodyPaintはまったく変化は見られず、また多くのユーザーが望んでいたモデリング関連も目立った変化はなかった。
 
ハイエンドソフトと呼ばれているMAYAや3DsMAXについて詳しいことは知らないが、価格はほとんどそれらに追いついた感じだ。
しかし実際ソフトの内容自体はどうなのだろうか。少なくとも商業ベースで比較すればまだまだ同じレベルとは決して言えないだろうと思われるが、
MAXONにとっては自信を持っての今回のバージョンアップであったのだろう。結果が吉と出るか凶と出るか、大きな賭けになるかもしれない。