USA! コールに沸く米国と不安

あの衝撃的な9.11事件をNHKのニュースでリアルタイムで見ていた時から、早いものでもう10年たった。そしてつい先日5月1日(日本では5月2日だったか)に、そのテロを計画した本人とされるオサマビンラデンが、アメリカ海軍の秘密特殊部隊、「SEALSチーム6」によって殺害された。そのニュースの直後全米が歓喜に沸き立った様子もニュースで流れた。MLBのメッツとフィリーズの試合が行われていた野球場の観客は、携帯のニュースなどでそれを知ったのだろう、やがていっせいにスタンド全体が「USA、USA」コールの嵐となった。気の毒なのは何も知らない選手たちで、ちょうどその時バッターボックスに立った選手は空振り三振となり、ベンチで怒っていたのもテレビで放映されていた。
 ビンラデンの死体の顔写真が現地の新聞やネットなどで流れたが、それが偽造されたものだという情報も数多く出て、結局それは画像ソフトで合成されたものであったらしい。CNNニュースでは、今後アメリカ政府がビンラデンの死体の写真を公表するかどうか検討中であるという。
 しかし素人ながらに疑問に思うことがある。それは、殺害されて後あまりのスピードの速さで死体は海軍によって運び出され、空母カールビンソンにてだびに付したというのである。イラク戦争時のフセイン大統領は生け捕られ、後に絞首刑になったのとはかなり異なる。またビンラデンであることをDNA鑑定で確認したとしていることも本当かなと思う。DNA検査には多少時間がかかるだろうし、そもそも空母カールビンソンでそんな検査が可能なのかということである。
 オサマビンラデンと言えば過去にも重病説が流れたりした。特に腎臓病があり人工透析治療をしているともうわさされていた。しかしニュースで殺害時の状況の一部が写真報道されていたが、明らかな透析機器などはなかったようだ。
 ともあれ、ビンラデンが死亡したことは間違いないだろう。殺害時に救出された親族や他の人たちは確保されているので、やがてそれらの証言でも証明されるだろう。おそらくかなり綿密に計画されたオペレーションであったにちがいない。ただアメリカがアフガンから撤退する計画であること、オバマ支持率が低下していたこと、また直前にウィキリークスが重要な情報を流したことなど、いろんなことが重なってこのタイミングとなったかもしれない。5月1日はヒトラーが死んだ日であり、またメーデーの日でもある。共産主義を嫌うアメリカとなにか関連があるのかもと疑いたくもなる。
 しかし、アルカイダやイスラム原理主義の反抗や新たなテロを起こすのではという不安を生んだことも事実である。アルカイダテロ組織が核攻撃をしかけるかもしれないという最悪のシナリオもアメリカは認識しているようだ。2006年にはアメリカ高官たちが、核によるテロ攻撃があるとの情報から、一斉にワシントンから避難したという事実もあるらしい。そんなことを言えば日本は別の深刻な核問題をかかえているのだが、このうえ原発がテロに見舞われたら、それこそ悪夢中の悪夢になってしまう。

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